FJDynamicsは2026年9月30日、現場の巡回・点検を支援する一体型デバイス「FJD Trion X1」の製品情報を公開した。

LiDARやGNSS、360°イメージングカメラ、内蔵ディスプレイを搭載。3D空間データの取得に加え、異常箇所や作業者の所見を記録し、クラウドでの情報共有やレポート作成につなげる仕組みを提供する。

異常を見つけた場所と、その場の所見を記録

現場の点検では、異常の写真やメモを残しても、後から正確な場所や周辺状況を把握するのに手間がかかることがある。

同社の発表によると、Trion X1は照準マークを使い、異常箇所を3Dデータ上の位置に紐づけて記録できる。外部マイクによる音声メモにも対応し、現場で気づいた状況や所見を残せる。音声メモは、クラウドプラットフォーム「Model Web」上で文字情報として確認できるという。

巡回の指示から、記録・共有までをつなぐ

Model Webでは、計測エリアや巡回ルート、確認項目を設定し、作業タスクとして端末へ共有できる。作業者は内蔵ディスプレイで指示内容を確認しながら、巡回を進める。

取得した3Dデータや巡回ルート、異常箇所、音声メモの文字起こし内容は、クラウド上で一元管理する。現場で集めた情報を、その後の確認や関係者への共有、対応判断に活用することを想定している。

🌏現場を歩いた人の気づきを、組織の判断材料へ🌏

本事例で注目したいのは、3D化した現場に、発見した異常や作業者の所見を重ねて記録できる点だ。現場の形状に加え、「どこで、何に気づいたか」を残すことで、点検した人の知見を他の担当者と共有する土台になる。

空間情報に現場の気づきや知識を結びつけ、状況の理解と判断につなげる。これはまさに、SkymatiXが考えるGEOINTの本質である

例えば、設備の異常を記録する際、その位置と周辺の状況、作業者が気になった点を一緒に確認できれば、写真や文章だけでは伝わりにくい背景を理解する手掛かりになる。現場に立ち会っていない担当者も、追加確認の必要性や対応の優先順位を検討しやすくなると考えられる。

出典:FJD Japanプレスリリース(2026年9月30日/PR TIMES)

※製品の機能は発表内容に基づきます。